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【顎関節】顎関節症って??

重たい荷物を持った後などに、手や足に筋肉痛が起こりますよね?顔にも筋肉痛が起こるんです。原因は色々ありますが、ストレスによる歯ぎしりや、くいしばりが多いです。この筋肉痛、日本では顎関節症と呼ばれています。
近代口腔科学研究会の見解によると、顎関節症と呼ばれている病気の実に90%以上は顎の関節に何の異常もないそうです。欧米では顎関節症と言う病名はもはや使用されておらず、TMD(TemporoMandibularDisorders:顎機能不全症)という病名が一般的です。
症状としてひどい時は、アゴの周りの筋肉が痛くて口が完全に開かないということになります。歯ぎしり・くいしばりは、寝ている時だけでなく、起きている時に無意識にしている方もおられます。治療方法は筋肉のストレッチが最も効果的です。加えて、普段、上と下の歯を意識して離すという認知行動療法も有効です。
この他にも、顎関節症には種類があります。関節というだけあって、解剖学的には膝や肘と同じく軟骨(関節円板)があります。何らかの原因で、この関節円板が変形したり位置がずれると、口を開け閉めする際に音が鳴ったり痛みが生じます。