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【歯周病②】歯周病を治す特殊な歯磨きとは?
歯周病を治す為には、歯磨きがとても重要であるという事は【歯周病①】でお伝えしました。
大多数の歯科医師が “治らない” というように、歯周病を治すことは並大抵のことではりません。相当な時間をかけて歯磨きの訓練をする必要があります。
一番大切なことは、今までの常識を捨て “飯塚式刷掃法” を身につけることです。
いつでも歯磨きができるように、常に歯ブラシを持ち歩いて下さい。お風呂に入りながら、テレビを見ながら、車に乗りながらなど、いつでも歯磨きができるように環境を整えて下さい。
読むだけでは解りにくいですが、具体的な歯磨きの方法を簡単に挙げておきます。
①磨き忘れのないように、順番を決める
②1本の歯ごとに、外側、内側、かみ合わせるところを別々に磨く
③以下の3種類の方法をすべて行う
①ローリング法
歯の付け根から、歯の頭に向かってブラシを回転させ歯垢(細菌)を大雑把に落とす。
②歯間法
下の図(図1)のように、歯の横からしっかり毛先を押し込み、歯と歯の間を磨く。この方法をマスターすれば、特殊な場合を除いて歯間ブラシなどの補助器具の必要はなくなります。
③歯肉法
下の図(図2)のように、毛の内側1列だけを歯と歯肉の間に入れ、歯周ポケットの歯垢を除去する。この時、親指に少し力を入れ、歯肉に少し圧をかける。歯2本分くらいの幅で、ゆっくり動かす。
●その他の注意●
歯肉が腫れて歯ブラシを当てると痛い時は、よくなるまで柔らかい歯ブラシで、そ~っと磨く。出血する場合は、そこに細菌がたまっている証拠なので、痛くない程度に念入りに磨く。
本当に自分の歯を一生守りたいとお考えの方は、一般的な常識にまどわされることなく、飯塚式刷掃法に取り組まれることを強くお勧めします。