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離乳食っていつまで?

今から28年前出産、長女が1歳過ぎた頃、必要な栄養の大半を1日3回の食事+おやつでとれてるから、離乳食は卒業して3歳からは大人と近い物を与えて良いと…23歳で母の私は思っていました。全く勉強不足だったんです…今や歯科衛生士30年…((+_+))未熟だった頃よりは少しは成長して、人に指導していますが。

さて、実は離乳食を卒業してもまだまだかむ力は未熟なので、大人と同じものは食べれません。はえ方や食べ方に影響してしまうため、離乳食から幼児食をゆっくり目に進めましょう。

お子さんと親御さんが検診にみえると
その中でも特に0〜3歳のお子さんの保護者の方に対しては、
虫歯予防、歯磨きのやり方、歯並び、食事のとり方など、色々なことをお話します。

今回はその中で、離乳食の進め方について

少し難しいかもしれませんが。

乳歯は全部で20本
前歯から奥歯にかけて順番にABCDEと表記されます。
ABが前歯で、Cは犬歯、DEは奥歯です。

離乳食と、歯がはえる時期について
離乳食初期(5〜6ヶ月頃)
・まだ歯ははえていないことが多い。早い子は下のAがはえ始めている子も

離乳食中期(7〜8ヶ月頃)
・生後7〜8ヶ月頃に下のAがはえる

離乳食後期(9〜11ヶ月頃)
・10ヶ月頃に、上のAがはえる
・11ヶ月頃に上のBがはえる

離乳完了期(1〜1歳6ヶ月)
・1歳頃、上下AB(合計8本)がはえそろう

幼児食前期(1歳半〜2歳)
・1歳半前後にDがはえる
・その後、Cがはえる
・2歳〜3歳にかけてEまではえそろう。

幼児食後期(3〜5歳)
・乳歯が全部そろい、食べ方が大人に近づく

これは、一般的な目安で個人差はあります。

では、早くから硬いものを食べない方がいいのかについて

まだ前歯だけしかはえていないのに早くに硬めのものを与えてしまうと、
前歯で上下に咬む動きばかりが主になってしまい、奥歯で食べ物をすりつぶす動きが苦手になり、奥歯を上手く使えなくなってしまいます。

奥歯がまだ生えてない時に前歯だけで頑張って食事をすると、
だんだん咬む力が強くなり、それにより奥歯がはえにくくなりやすいのです。(奥歯の高さが低くなりやすい)
その結果、咬み合わせが深くなり、将来的にトラブルが出やすくなってしまいます。

奥歯がはえるせめてDがしっかりと咬む2歳頃~できれば2歳半頃までは
なるべく軟らかめのものを与えるようにしましょう。

とは言いつつ…

2人目の仕事復帰は1歳の誕生日で、わかってましたが預けるためにここまでのことはできませんでした。
仕事に復帰されるお母さんたちの環境は、なかなか理想通りにはいきません。

なので、絶対ではなく、可能なら、離乳食をゆっくり進めた方が良い状態に誘導しやすいですよ〜というお話で、なるべく無理のないようにしていただければと思います。
お子さんのお口の中もそれぞれ
実際にお口の中を見てみないと、わからないこともたくさんあります。
特に、0〜3歳はもし何か問題があっても改善できる可能性が高い時期なので、
早めの受診をおすすめします(^_-)-☆

このことについてや小さなことでも気になる方は、ぜひご来院ください。